店舗リフォームの依頼です。前回トイレの建具を交換させていただいたお客様です。
店舗リフォーム
今回の工事内容は、間仕切り壁を無くして、2つの部屋を1つの広い空間にします。そして、運動器具を取り付けるための梁を設けます。
こんなイメージになると思います。
2つの部屋の床には30mmの段差があります。段差解消の為、傾斜のついた床の取り合いには見切り材を取付します。既製品ではなかなか丁度よい物は無い為、手作りする事にしました。タモの無垢板を寸法を見ながら削っていきます。
梁や、梁受けの柱も加工して、塗装屋さんに仕上げてもらいます。
今回、入り口ドアの注文もいただきました。既存開口に合わせるため、こちらも建具屋さんの手作りです。一緒に塗装作業も行います。
加工が完了すると、いよいよ現地での作業になります。床と壁の養生をしっかりと行います。
開口になる部分の隅出しを正確にして、ちゅうちょなく丸鋸と、バールを使って解体をしていきます。
隣では、建具屋さんが新しい建具を同時作業で取り付けていきます。
壁の解体が終わり開口が出来ると、運動器具を取り付けるための梁を施工します。
梁を受けるための柱もしっかりビスで固定して、ビス穴には木栓を打ち込みます。
部屋の取り合いの床段差部に、加工したタモの床見切り材を取り付けて作業完了です。
店舗工事の場合はお客様に迷惑が掛からないように最短の工期で施工することが必要です。
その為の事前の段取りは重要になります。今回は塗装工事と、建具工事を改修工事前や、工事中にラップして作業することで工期の短縮をおこないました。